簡単!帰国前に必須のタックスリターンの申請方法を解説
アイルランドから帰国する前に必ずやっておきたいことの1つ。それは「タックスリターン」の手続きです。
手続き自体はとても簡単で10分程度でできます。
タックスリターンとは?

自分もワーホリで働いていたけど申請した方が良いのかな、、?
タックスリターンとは、払いすぎた税金を申告によって返してもらう制度。日本でいう「確定申告」や「年末調整」に近い手続きです。
通常は年末に行いますが、ワーホリのように年の途中で”Moving abroad Permanently”(アイルランドの地を永久的に離れる)場合は、特別に帰国の時点で申請をすることができます。
*今回紹介するのは、通常の(年末に申請する)Tax Returnの申請方法とは異なります。
例えば、2025年2月までアイルランドで働いていた場合。
→ 年間の所得額としては少ないため、本来払うべき税額より多く払っていた可能性あり。
→ この「払いすぎた分」が戻ってくるのが、タックスリターンです!
ちょっとややこしいですよね、、。
実際に私がワーホリ後に帰国する際にタックスリターンの手続きをしたので、その時の様子を画像付きで説明します!
タックスリターンの手続き方法
myAccountにログイン
まずはRevenueからmyAccountにログインします。

銀行口座、住所をアップデートする
申請を始める前に、必ずmyAccountの登録情報を帰国後も使える銀行口座(私はRevolutを使いました)と日本の住所に変更してください。
帰国に伴いアイルランドで使用していた銀行口座を解約する方が多いと思います。解約した口座を登録したままだと、受け取りができないので注意してください!
銀行口座、住所のアップデート方法
- My Profileをクリック
- My Detailsをクリック
- Contact detailsのEdit(編集)ボタンを押して必要な情報を更新する。
申請スタート
それでは、申請を始めていきます。
まず、PAYE servicesの項目をスクロールすると ” Claim unemployment Repayment for the current year”があります。そちらをクリックしてください。
(スマホでご覧の方、黒色の文字の部分はクリックできません!少し下にスクロールすると以下の画像のように青色の文字で書かれたものが見つかります。そちらをクリックしてください)


確認画面
注意事項が出てきます。そちらをしっかり確認し、問題なければチェックを入れて次に進みます。
私は以下のことを確認しました:
- 受け取っているすべてのDSP(社会福祉局)からの支払いを申告しました。
- 年間のすべての非PAYE(給与支払者によらない)収入を申告しました。
- 該当するすべての税額控除を申請しました。
- 銀行口座情報を確認しました。


Reason for repayment claim
まず1つ目の質問、”Please state the reason for repayment claim(Repaymentを希望する理由は何ですか?)”
ワーホリ終了のため帰国する場合は、”Going abroad”を選びます。
Nextを押して次へ。

2つ目の質問、”Intended departure date(アイルランドを出国予定の日付はいつですか?)”
日、月、年の順で記入します。
記入例) 2025年3月20日の場合→20 03 2025

最後の質問、”Are you leaving the state permanently?(永久的にアイルランドを離れますか?)”
これは、ワーホリビザが切れて日本に帰国する方(アイルランドに再度長期で滞在する予定がない方)はYesを選びます。
Secure sign and submit
最後に、PPSナンバーとMyGovIDのPasswordを入力して
Sign and submit(登録・送信)ボタンを押します。
申請完了!
おつかれさまでした、申請完了です!あとは振り込まれるのを待つだけ。Reference numberが表示されるので、一応スクショなりメモなり取っておいてください!
振り込まれるまでどのくらいかかる?
私の場合は、申請してから口座に振り込まれるまで約2か月程度かかりました。同じくワーホリに行っていた友人も同じくらいかかったと言っていたので、気長に待った方がよさそうです。
いつ申請するべき?
私は日本に帰国してから1か月以内に申請しました。
アイルランドでつくったRevolutと携帯番号があれば、帰国後でも問題なく申請できました。(注意点あり!次で説明します)
注意!口座をRevolutにする方へ
私は受け取り用の口座としてRevolutを登録しました。しかし、注意があります。
アイルランドでつくったRevolutは、日本で一定期間を過ぎると利用に制限がかかります(入金にも影響あり)。
私の場合は、「5カ月以内に、アイルランド居住を証明できるIDを提出して」と通知がありました。つまり今後もアイルランドに住み続けない限り、今までと同じように利用することはできません。(残金がある場合は他の口座に移す必要あり)
なのでタックスリターンの振り込みがあまりにも長くかかり利用期限がすぎてしまいそうな場合は、他の口座を登録しなおした方が良いかもしれません。
必須!帰国後もmyAccountにログインできるようにしておく
日本に帰国後もmyAccountにログインできるように設定しておきましょう!
いつもSMS認証をしてmyAccountにログインしている方。アイルランドの携帯番号を解約する前に、アプリでの二段階認証に変更しておきましょう!
myAccountのログイン画面、もしくはログイン後の画面の右上に「authenticator appを使って二段階認証をする方法」のポップアップが出てくるので、そこから変更ができます。
ちなみに私は、日本の携帯番号に変更してSMS認証を続けようと思っていたのですが、どこを探してもSMS認証の番号を変更する項目が見つかりませんでした!結局諦めてアプリでの認証に変えました。(アプリ便利なので満足しています。)
まとめ
以上、帰国の際に必ずしてほしいアイルランドでの”タックスリターン”の申請方法の説明でした。
申請方法は常々変わる可能性がある+人によって状況は様々なので、もし今回紹介した内容で上手くいかなかったり、困ったことがあったらでmyAccountからお問い合わせするのをお勧めします。
航空券や日本に帰ってからの生活費用なども掛かってくるので、数百ユーロ返ってくるのはありがたい。アイルランドワーホリから帰国予定の方は、ぜひ参考にしてみてください!
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